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ゲームで幸せな職場にしよう!~第1の習慣「主体的である」~

職場のメンバー一人一人が、今、いったい何を優先して動けばいいのか。自分でそれがわかっているから率先して行動する。そんな社員で構成されていれば、仮に営業部門であれば、重点的に訪問する営業先へとまずアプローチをすることになるでしょう。一人一人が主体的に行動することは、頭でその大切さがわかっていても、いざやるとなると出来ない、たとえば全然優先順位の低い営業先にアプローチをしてしまうことが多いというものです。

多くのビジネスパーソンから大切にされている「7つの習慣」。このなかには、生活や仕事を問わず、とても大切な考え方が込められています。第1の習慣である「主体的である」は、自分の行動を自分の価値観に基づいた選択で行うというものです。7つの習慣の著者、フランクリン・コヴィー博士によれば、人間として自分の人生に対する責任をとることが「主体的である」とされています。

コロナの問題が大きくとりあげられている今、その問題に反応し、自分の想いや考えを置き去りにして、周りがやっているからやろうと思って物事を判断する。これは「主体的である」とは必ずしもいえないものです。自分の身にふりかかったことではなく、自分の身の周りの出来事に対して選択してどう反応するか。これによって、自分に様々なものがふりかかってくる。だからこそ、主体的で自分で判断して自分で決めることが大切なのです。

また、自分自身に変えられる部分に着目して(影響の輪)、自分で変えられるところは自分から主体的に行動して変えていくことが必要です。たとえば、いまオリンピックが延期になるかどうか、と言われていますが、これについても、オリンピックの延期かどうかということは私たちでは変えられないトピックですから、それを受け止めて自分たちが出来ることは何かを考えていく、ということになるでしょう。まだ、延期と決まったわけではないのですが・・・

私は、会社員時代は、まったく主体的ではなかったなぁと今となって思います。自分の上司がパワーのある人であったときには、そのパワーに圧迫されて自分の考えを見失うことが多くありました。その上司に厳しく怒鳴られることや、精神的にダメージを受けることがこわくて、上司に言われるがままの行動をしていました。上司の言っていることは正しい、と何も考えずに判断して、そのままの行動を純粋に行う。上司からすればかわいいのかもしれません。しかし、それを繰り返していると、仕事が面白くなくなります。自分の居場所も、なんだか空虚な感じになります。これは幸せな職場とはいえない場所に身を置いているのを、自分で引き寄せているような感じですね。上司の怖さに屈して、自分の行動を自分で主体的に決めることなく自動的に反応していたようなものです。

働く幸せを実感できる職場は、様々な外部の出来事が仮にあったとしても、自分たちでそれを踏まえ、自分たちの理念や価値観に基づいて行動できる人たちが集まっているといえます。主体的に行動できるのは、理念や価値観を大切にして、職場内でお互いを尊重しあえている部分も大きいのではないでしょうか。7つの習慣の後半の習慣、他人を思いやるために出てきている習慣も実践されているからできるのでしょう。「まず理解に徹し、そして理解される」という第5の習慣。お互いの言葉や感情を傾聴して、理解をしあう行動ですね。私が好きな習慣です。こうしたことが自然とできるような職場であれば、厳しい外部環境を踏まえ、次の行動を主体的に実行できるということになりそうですね。

一見するとみんなで無邪気に遊んでいるボードゲームの場面。昨日富士市内で開催したワークショップの一コマです。「7つの習慣」を題材にしたボードゲーム「7つの秘宝」で、大事にしたいことをゲームしながら考えていくというものです。ゲームをやりながら、時折解説しながらみんなでなにかに気づいていくと印象にとても残ります。昨日のゲームでも、様々な価値観に基づいて主体的に行動する人たち(子どもたちが特に!)が集まっていました。

職場で開催しても面白いでしょうね。駆け引きではなく、お互いを尊重し合いながらこうしたゲームに取り組むことができれば、その職場はまさにお互いを理解し合って、主体的な行動が尊重された場所だといえます。ゲームで課されるミッションについても、お互いの力を結集して達成できるのではないでしょうか。幸せな職場をつくるためには、こうした違った仕掛けをうまく活用していくのも面白いのでおすすめです!

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