先日、管理職に関連した記事を外部のサイトに寄稿しました。管理職としての仕事が辛い、大変ではあるけれど、それ自体は後々良い経験として蓄積されるというものです。
管理職、いわばマネジメントする立ち位置にいる社員は、組織では要になる人材です。人をマネジメントすることが一番大変で責任は重い役割です。ただ、これを担うからには、部下や周りの社員と向き合いながら、成果を出すために力を尽くすことになります。
となると、どのように部下や周りの社員に向き合うか、ということになります。以前から言われていることではありますが、向き合い方にも特徴があります。まとめて一つの集団にかかわろうとするのではなく、一人一人と向き合うのがポイントになります。一人一人の悩みや不満、問題、取り組んだ行動など、相手が話したいことや伝えようとしていることに対して傾聴し、そのうえで、彼らにアドバイスやフィードバックをするのです。いや、アドバイスはしない場合もありますね。
こうしたかかわり方を通して、自分の後継者を育成していきます。なかなか一朝一夕にいくものではありませんが、継続していけば人材育成は効果が出てくるものだと私は思います。
そして、管理職であるマネージャーは、こうした部下へのかかわりを通して成長をしていくのです。マネジメントがその人を成長させていくのではないでしょうか。もっといえば、部下に育ててもらうような側面もあります。単に部下を育成するだけでなく、自分自身も部下に育てられるのです。こうしてチームで成果を出していけるようになれば、人材育成が組織の中で効果を出しているといっても過言ではないでしょう。

シリコンバレーのレジェンド、ビル・キャンベルのコーチングに関する本で、さらに人材育成の考え方が磨かれると思います。特にマネージャーの部下育成法にはとても参考になることが多いですね。小手先のスキルではなく、心から部下に向き合ってコーチングをする。このやり方が、人材育成の原理原則を示していると思います。
お勧めの本ですよ~
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