
昨日の夕方は富士山がまだこんな感じで雲に隠れていたのですが、今日は晴天で暖かくなり、上の部分がきれいに見えている状態です。今日はこの後、あるところでプレゼンを控えていて、何度か練習を終えましたが、まだまだ少し気持ちがざわついています。
さて、そんな気持ちに圧力がかかる中で進めていこうと思っているのが、「働き方改革」への対応です。働き方改革自体の内容は、労務関連での対応が中心になります。同一労働同一賃金、有給休暇の取得促進、残業時間の規制など、様々な面で対応を迫られる中小企業が増えてくるものと思われます。実際に、社労士さんを始め、労務関連の専門家のところへは相談が多く寄せられているとのことです。
ただ、労務的な対応をするにしても、新たな対応策を決めて周知するだけでは根本的な解決に至らないかもしれません。なにか労務面で縛りをかけるにしても、それを徹底させていくためには、組織や企業の雰囲気を変えていかなければいけないでしょう。新しいものを柔軟に受け容れていけるための空気が、組織や企業にきちんとあることが大切なのです。
新しいものを柔軟に受け容れられるだけの空気を定着させない限りは、働き方改革によって労務関連の対応をしても、やらされ感の空気が漂ったままで反発されてしまうかもしれません。また、仮にそんな状況で導入しても、新たな決まりがうまく機能しないでしょう。頭でやらなければいけないことはわかっていても、それを実際に動かすとなると体で理解できていない。そんな状況が見えそうです。
となれば、新しい取り決めをして「守りなさい」と声高に言い続けるのではなく、具体的にどのようなことをするか。そして、その具体的にどうするかを話し合えるだけの空気をどのようにしてつくっていくか。こうしたことが問われてくるのではないでしょうか。
私が言いたいのは、職場のコミュニケーションのうまくいっていない箇所を改善していくことで、新しい取り組みを推進していくための空気をつくっていくということです。働き方改革を推進しようとしても、新しい取り組みをやっていくにしても、空気をつくることは欠かせないでしょう。上の立場の社員だけ、下の立場の社員だけが推進しようとしても、新しい取り組みをするための空気が創り出せない可能性が高いです。お互いの立場を尊重しながら対話を深められるような状況をつくる、そんな組織になっていくことが、働き方改革などを進めていくうえでは欠かせないと思います。
働き方改革に限った話ではありません。新しい取り組みをするにしても、社員同士(メンバー同士)お互いの存在を分かり合える、そんな空気ができていることは欠かせないでしょう。最近では、SDGsについての取り組みもあちこちできかれますが、SDGsも、まさにお互いが分かり合っているからこそ、具体的な取り組みをどうしていくかを考えられるように思います。

あさっては、まさにこの働き方について市民の方々とともに話し合いをする機会があります。お互いに愚痴不満を言い合うのではなく、それぞれの立場で知っている事や考えていることを共有でき、お互いの立場を知ろうという空気がつくれればと思います。ファシリテーターの本多さんの、場へのかかわり方もどのようなものか楽しみです。

そして、今日はこれからセミナーです。私はそれ以外にも出番がある(冒頭にちらっと書きましたが)ようです。SDGsの活用のヒントを聴くことで、一つのコミュニティが、何か対話などをお互いを分かり合ってまとまっていける機会になるといいなと思います。
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