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研修で大切にしてほしい3つのこと~研修場面に1100回以上かかわったビジネスパーソンとしてのプライド~

明日からの研修に備えて、6時間かけての移動が終わり、現在は鳥取のホテルにおります。明日、明後日と鳥取で研修を担当します。

ソフトブレーン・サービス社のパートナー講師として登壇します。こうしてパートナーさんのお仕事もしっかりとやっていくこと。大切なことです。

私は、研修の中で大切にしていることが3つあります。今日はそのあたりを話していこうと思います。

1.自らつかみにいってほしい

研修は勉強の場所ではありません。資格試験の勉強や受験勉強のように、何かを覚えて暗記してというやり方とは異なります。いろんな情報は伝えますが、それを覚えるだけでは不十分。覚えたことを自分で行動する。それができないのなら何度も研修を受けても無駄になります。だから、テキストや資料を用意していても、それを全部機械的に読むような研修は私はやりません。そんなことをするのであれば、集まって研修に参加する意味がない。自分で必要な学びは自分でつかんで、それをどう実践するか?そのためのきっかけの場が研修であるようにしています。ワークショップ型の研修をやるのはそのためです。

2.お互いに情報交換、意見交換して成長のきっかけにしてほしい

研修の中では、よく「相互共育」といっています。私が以前講師をやっていた「プロセスマネジメント大学」でも貫かれている考え方で、この言葉がとても好きです。お互いにいろんな情報を、意見を、交換し合えばきっと成長できそうと思えるポイントが見つかります。そして、自分がもっている情報や意見が、他の人の成長のきっかけにもなっているのです。そういう意味では、研修は相互共育の場であってほしいのです。

3.楽しむ気持ちはもってほしい

研修は楽しいものではないけど、楽しめる場であってほしいと思っています。だから私はつまらないと思ってしまうような研修はやらないと決めています。まあ、相手がどう受け取るかにもよりますので、私がそう思っても相手の前提が違うのでなかなかうまくはいきません。そのたびに、私も成長させてもらえるんです。研修がつまらない、なにか重苦しくやる、というような気持ちでやっていたら、それは受講者にも伝染します。楽しむ気持ちで自分が講師としてファシリテートしていかなければ、研修は楽しめません。帰りたい場所でしかないとなります。楽しめるように、ワーク、講義、シェア、などなど様々な変化をつけて進めていくようにしています。

こうしたことを通して、研修は「成果をつくりだす」ためのものでなければなりません。特に企業での研修の場合、ビジネスパーソン対象の研修の場合には。決して売上、利益などの数字的なものだけでなく、いろんな発見が組織の中で生み出され、それが「成果」として生み出される。研修の目的がそこにあることが必要だと思います。以前は人材の成長のためだけだと思っていましたが、そうではないのです。人材の成長が成果につながっているか。短期的でも長期的でもどちらでもいいのです。

研修の場に15年ほど関わって仕事をしてきたので、単にぼーっと見ているだけではプロとはいえないし、講師として今は多くの登壇をさせていただいているので、自分なりの考え方をもっておくことも大切です。そう思って改めてまとめてみました。そんなに特別なものではないけど、研修営業や研修講師として、ゆうに1100回以上は研修の場にかかわっています。その研修の場になんども関わったビジネスパーソンとしてのプライドはあります。そのプライドが講師として大切にしたいものとして凝縮されたように思っています。

明日も、社会人3年目の人たちに、3つのことを織り交ぜながら向き合ってきます。

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