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上司も新人も「なれ」に気をつけよう!~悪い「なれ」を防ぐためのポイント~

5月も下旬。組織においても、新しい体制になってそれが定着し始めた時期ですね。新しく入ってきた新人たちも、徐々に新しい仕事を任されているのではないでしょうか?

これからの時期、気をつけてほしいのは、いろんな意味での「なれ」(あえてひらがなで書きましたが)です。この「なれ」は、職場の上司側と新人側と両方に出てくるように思います。特によくない「なれ」が、職場の雰囲気を悪くしてしまいかねません。これからの時期の職場の「なれ」について気をつけるポイントをまとめてみました。

【職場の上司側の「なれ」】

1.多少厳しい言葉を言っても大丈夫だろうという認識から、新人たちにパワハラと言われかねないような言動を繰り返す。場合によっては、セクハラめいた発言が出始める。

これは、決して職場内だけでの話ではなく、飲み会など、職場のメンバーと一緒に行く場所でも、気をつけておかなければいけないでしょう。

2.言葉の用い方が、抽象的になる。新人たちが慣れてきていると思い込み、社内の専門用語を連発することです。相手が「わかっているだろう」という前提に立って話をすると、失敗してしまいます。

3.負荷をかけすぎてしまう。新人への期待が大きすぎて、新人ががんばっていると思い込んで、新人の仕事の状況をチェックせずにいると、知らないうちに負荷をかけすぎていると気づく場合もあります。

こうした上司側の「なれ」に気をつけなければならないですね。

一方で、新人の「なれ」にも気をつけてほしいことがあります。

【新人側の「なれ」】

1.ビジネスマナーがいい加減になる。いつもいつもきっちりとはいかないまでも、先輩の悪しき例を真似てしまう状況が職場で見られ始めます。挨拶をしなくなる、マナーがおろそかになる、服装の乱れなど、マナーの面で初心を忘れてしまっているような様子が見られます。

2.残業をし始めてその時間が増えてくる。残業時間が蓄積していくのは、仕事量が増えてくると仕方のないことです。しかし、残業をすることで仕事を覚えようと考え、残業が当たり前になってしまうと、今後の仕事のマネジメント能力が伸びなくなる危険があります。周囲がチェックする必要があるでしょう。

3.生活の乱れ。1にも関係あることですが、遅刻をする、読書を怠るなど、習慣にしていたことをやめてしまっていくことが出始めます。仕事が忙しいという理由でそうなると言い訳をしがちですが、ふだんから自分を律することも、仕事です。仕事とは関係ないといって、決めたことを怠ってはいけないですね。

こうした「なれ」を防ぐためには、日々、上司と新人が話をする環境をつくることです。外出などしていて顔を見せて話ができない場合でも、電話などで話をするなど、どこかで会話をする時間をとるようにしましょう。お互いの悪い「なれ」を防ぐようにしましょう。

昨日は、持ち味と承認をテーマにした講座を受けまして、私自身の持ち味も確認してきました。このように、職場の上司と新人が、定期的にお互いを見つめ合う時間をとるのもいいですね。詳しくは改めて「持ち味と承認」については、まとめてみようと思います。

「なれ」をなくして良い雰囲気の職場をみんなでつくっていきましょう!

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