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ワークショップについて改めて向き合いたい

今日は試験、でしたが、その割には非常に深い学びを実感できました。

今はこのあたり、再開発で大きなビルが建設され、それに伴って各ビルに通じる通路の建設も進んでいます。しばらく時間が経過すると、さらに近代化されたオフィスビル街に変貌しているでしょう。浜松町、田町、品川、そして新しくできる予定の高輪ゲートウェイのエリア。こうしたエリアの開発は、オリンピック、リニア開通などによってさらに加速します。私はもうそのころは東京にはいませんけどね。

さて、このエリアの会場で今日はワークショップデザイナー関連の試験。一昨年青学で学んだコース以来、改めてワークショップデザイナーについて考える良い機会になりました。講座修了以降、いくつかワークショップに参加したり、中には自らプログラムデザインをし、ファシリテーションも行ってきました。企業の現場では、研修の講師として、ワークショップの手法を取り入れて研修を進行することはあります。ただ、ワークショップデザイナーの文脈で語られるワークショップは、企業の研修とは異なるところがあるので、これからの私にどちらかというと必要なやり方ではないかと思っています。

ワークショップデザイナーは、「コミュニケーションの場づくりの専門家」です。人と人とが複数参加すればコミュニケーションが生じ、その中で、人が様々な気づきを得て行動変容につなげていけるようにするための場、それがワークショップの場であると思います。ワークショップでは、学校で取り上げる問題のように、単一の答えを見つけ出す活動ではありません。お互いにその場にいる人たちが合意形成して導き出すものであると思います。ですので、様々なアウトプットがあっていいんです。こうした参加する人一人一人が、自らが参加している感覚を持てるように、いろんな仕掛けをしていく。これがワークショップデザインの醍醐味のように思いますね。もちろん、依頼者のニーズがあるので、そこと逸脱しすぎてはいけませんけどね。

みんなで何となく集まって、わーっと盛り上がって、模造紙に付箋を貼ってそれをアウトプットにしようと決めて終わるのは、ワークショップのあるべき姿とは思いません。依頼者ニーズにもよりますが、盛り上がって終わるだけでは、ワークショップの果たす役割はないように思います。何となくよかったではなく、参加者それぞれに気づきがあって、何かが変わるきっかけになればそれだけでもまずはOKなんです。

青学で学び始めたころの初心を忘れてはいけない。今日は良い時間でした!

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