あるところのメルマガで出ていた話題があったので、自分のことを書いてみようと思います。
「なぜ研修講師や営業人材育成コンサルタント、ワークショップデザイナーの仕事を独立してやっているか?」
大きな理由は一つです。
「私がした失敗経験を他の人たちにはしてほしくないから、自分が様々な失敗を乗りきって成功してきた方法を伝える」ためです。
営業という仕事は、非常に嫌いな仕事でした。自分自身が好きだと思えない商材を売り込んで、時にはよく理解できない慣習を踏襲しないといけない状況。そんな状況の中で、営業をしてもうまくいくわけはありません。だからうまくやっていくためにはどうすればいいかを考えて実践しました。
また、営業マネジメントという仕事。結果ばかり追いかけても、人間関係はぎくしゃくし、上司部下の信頼関係が築けない。だから結果に至る過程に着目し、その過程をどのように見ていくか、その方法を理解し、実践してきました。
そして、会社員として組織でしてきた様々な経験。怒号や恫喝が当たり前の職場で果たして社員が力を発揮できるのか?そんなやり方をするまえに、まず、相手の存在を認め、相手の行動を見届けて認める。そして、成果を認める。「おまえなんか認めない」などという人にも過去には出会いましたが、そんな言い方で果たして人は成長するのか。そんな言い方で伸びた人は少なくても、私の周りにはいませんでした。だから、認めることをたくさんしてきて、部下後輩の育成で成果をあげました。
場をつくるという経験。人を集める、場所をつくる、人が話しやすい場所をつくる。大小問わず様々な失敗を経験しました。知り合いを減らしてしまい、お互いの関係性が悪くなったことは数多くあります。みんながみんな支持者ではありません。そうではない中でどのように立ち振る舞えばいいか?そんな失敗をしてきたからこそ、場づくりのやり方を体系立てて学び、今の仕事に活かすようにしました。
このように、会社員時代、様々な失敗の経験をしてきました。そして、それを克服する方法を実践したこともあれば、克服してきた人を数多く見てきました。こうしたことを統合したような内容で、今は研修の講師やワークショップのファシリテーターをさせてもらっています。
営業力の強化、マネジメント、問題解決、ハラスメントの防止、会社に行きたくない時の心の整え方、新人向けのマナー研修、そして、営業現場を中心とした職場内のコミュニケーションの改善、業務プロセスの見直しなど。
こうしたことは、みな、自分の失敗を話したうえで、成功につなげていけるような方法を提示することが多いなと改めて感じました。
根底には「私と同じ失敗をしないで成長してほしい、可能性を拡げてほしい」のです。静岡県の富士に拠点を設けたのも、実家にいれば、心が整った状態で仕事ができるからなんです。多くの人たちが集まる場所も好きなのですが、そのような場所にいると、自分自身が埋没してしまい、かつてのような自律神経を悪くする可能性も出てくる。仕事で訪問する場所ではどこでもいいけど、ふだんの自分の状態を整えていくためには、富士が一番です。そして、この街が好きなので、好きな場所で好きな仕事をすることが、人生の成功につながっていく。そう感じたのが大きいなって思います。
私がしてきた失敗、そして、それを克服してきた経験。研修やコンサルティング、ワークショップは、ほぼこれに繋がっているんですよね。そんな経験をうまく活かして、人に伝えて人の成長を支援し、人の無限の可能性を拡げていく。
私の仕事の軸なんです。



人生において失敗はどこかですると思います。でも、その失敗を自分が理解していれば人に伝えることが優しさでもあると思います。さ、前に行きましょう!あなたの可能性という名の海はここに広がっています!!
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