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目は口ほどにものを言わない~感謝は言葉で伝えるという決意を島田で感じました~

昨日は、ボランティアスタッフとしての活動です。静岡県島田市の島田商工会議所青年部の研修会に、講師と一緒に複数のボランティアの方々が参加しました。私もその一人として写真撮影を担当しました。

この像は臨済宗の祖の栄西上人だそうです。電車で島田を訪れたのは初めてでして、しかも島田に行ったのは16年~17年ぶりです。相当久々でしたが、街の様子は当時とずいぶん変わったように思います。なんとなく開けたイメージがありますね。

さて、今回の研修会は、「ありがとう」「信頼」「絆」というキーワードが込められたものでした。

ありがとうからうまれる信頼と絆研修。とてもいい響きです。ご存知、日本褒め言葉カード協会理事長の藤咲先生が講師を担当いたしました。私は、藤咲塾の塾生であり、この褒め言葉カードのインストラクターでもあります。今回は、写真撮影を担当しました。

講師としてこういう場に立つことは何度もやっているので、今回は、違う目線で受講者の方々を観察してみたいと考えました。様々なテーブルの近くに行って、笑顔になっている人たちや大声で喜びながら褒め言葉をかけあう人たちの姿をたくさんみたいと思ったのです。藤咲先生のipadをお借りして、たくさんの方々の笑顔や、会場全体の様子を撮りまくりました。研修当初の硬い雰囲気から徐々に動きが出て、笑顔が出て、声が弾んでくる。この様子がどんどん周囲に伝播して場がにこやかに、あたたかくなるのです。笑顔とアイコンタクト、そして、相手を認めるという気持ち。こうしたものがまず根底にあると、場がどんどん温まり始めます。昨日は写真撮影をしていたこともあり、その温まり方を肌で感じられました。

テーブルの上に並べられた褒め言葉トランプ。この威力はやはりすごいですね。褒め言葉トランプをみて、最初はにこにこしながら茶目っ気たっぷりに「かわいい」「好き」などを選んでいる経営者の方々も、徐々に周囲からその言葉をいっぱいかけられると、汗をかきながら、興奮しながらもニコニコする方々が出てきました。

ふだんは従業員を褒めていない。地域の中小企業は、決して楽な経営をしているとは限らないので、経営者の方の中には、ついつい厳しい言葉で従業員に接してしまうこともあるでしょう。あるいは、自分に対して厳しくなるために、相手に負けたくないという気持ちが出てくることでニコリともしないし、「褒めるなんてもっての外だ!」、という気持ちもあるようです。だからなかなか褒めるという行動につながらないんですよね。

しかし、この褒め言葉トランプを何枚も相手に伝えると、言葉をかけられた方がニコニコしはじめます。あまりの気恥ずかしさに、「うるせー」「やめろー」と言いながらも、すごく笑っているんです。承認の欲求という、人間の本質的な欲求の一つを満たすような強烈な武器、これが褒め言葉トランプですね。

藤咲先生がよくおっしゃる言葉の中に、こういう言葉があります。

「目は口ほどにものを言わない」

言葉に出して伝えなければ、伝わらないのです。「雰囲気で感じろ」とか、「察しろ」とか、そのようなことばかりの場では正直疲れます。きちんと言葉で伝える必要があるのです。「甘やかす必要はない」「そんな言葉をかけたら育たない」などといって、若手や新人を励ます言葉をかけない経営者の方々も世の中には多くいるでしょう。しかし、今の時代はとくにそうです。相手に言葉を伝えなければ伝わりません。感謝の言葉、激励の言葉、喜びの言葉、称える言葉など、言おうと思ったら素直に言葉にして伝える必要があるのです。目は口ほどにものを言いません。相手に伝える言葉をたくさんストックするとともに、声にして言う、もし声に出すのが恥ずかしければ、紙に書いて渡すことでも効果的なのです。

トランプのあとは、感謝の言葉を伝えたい人に「褒めるありがとうカード」を書いてもらいました。たくさんの言葉を本当は伝えたい。しかし、これまで伝えていなかったのでしょうか、多くの方々が一生懸命になってカードを書いている姿が印象的でした。褒め言葉トランプで様々な言葉を受ける経験をしたからこそ、感謝の言葉は伝えなければ伝わらない、と感じたのかもしれませんね。最初の型かった雰囲気は一変しました。

恥ずかしがらずに言葉を伝える。恥ずかしくてもいいから伝える。笑顔で相手を伝える。やはり目は口ほどにものを言わないのですから必要ですね。こうしたことが、信頼と絆の土台にある。青年部の方々には必要な姿勢なんだと思います。島田に限った話ではないですね。地域を支えるリーダーだからこそ、信頼と絆をつくるための土台は醸成し続けていく必要があるでしょう。

藤咲先生の想いに共感した仲間たちが率先して笑顔で接するのを実践したからこそ、素敵な場ができたんだと思います。やはり笑顔と感謝で溢れて、それが言葉になって発信される場所は気持ちが昂る感じがします。これからも、ビジネス現場やわかものの集まる地域を中心に、笑顔と感謝に満ちた場をつくるために取り組んでいきます。嬉しい気持ちで満たされた時間となりました!ありがとうございました!

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