私は、かつては自信も余裕もない時期がありました。自己肯定感の低い時期です。その時に決まって外側に出るものがいくつかありました。
例えば、服の着こなし方。自信と余裕のないときほど、悪い部分ばかりが目立ちます。小学校のころ、よく両親から「あんたはだらしない」「だらしない格好をするな」と何度も言われました。ですので、そういう部分で指摘を他者から受けるとフラッシュバックすることがあって、気持ちが乱れやすくなるし、何か過剰に意識をしてしまうことがあります。ただ、これは、それだけ気持ちに余裕がないときの表れなんだと、今となっては思います。いくら平常心を保とうとしていても、人間の外側には出てしまうもの。だからといって、そこに気持ちを向けすぎては自分の自信ゲージがどんどん下がるだけですね。
服の着こなし方にもどると、例えば、なんだかダボついた服を着ている。その服の方が楽になるというのはあるかもしれません。しかし、そのような見た目では「おいおい大丈夫?」と他者に思われる可能性があります。例えば、講師など、何かを伝える側に立っているときは、説得力がない場を演出してしまいかねません。そもそも体型がぽっちゃりとしていることもあり、服装にそれが出やすいので注意を払う必要があります。しかし、ぽっちゃりであっても、立派に服を着こなす方はたくさんいますので、そういった方を見れば決してできないことではないのです。ぽっちゃりが、自信と余裕を失わせていたという時期もあったかなと今となっては思いますけどね(笑)。ただ、見た目に乱れが生じているときは、気持ちを配ることができなくなっているのですから、自信がない状況が自分の姿に表れていたのではないかと思います。
さらに、どんな影響が出てくるのか?
姿勢が悪くなります。猫背になってしまい、歩き方や座り方に悪い影響が出やすくなります。ふだんから歩き方や座り方に注意を払わなければ、体が全体がたるんでしまいます。確かに楽な姿勢でいる時間も当然必要です。ただ、仕事の場ではそんなことばかりしているわけにはいかない。体のたるみやすい姿勢での仕事はできるだけ避ける必要があります。私は、背筋を伸ばすのを最近は特に意識するようにはしていて、椅子にあまりもたれかからないように意識しています。だらんと座り続けると、贅肉がますます増えてしまう・・・だから、姿勢には気をつける。腹筋に力を入れて座るくらいがいいんですね。時々最近は腹筋運動をしてます、座りながら。
また、意識して自分を見つめなおすようにするくらいの自信と余裕は必要です。セルフイメージが低くなっているときは、いろんなことに意識が回っていない状況です。ですので、セルフイメージを高めるように、自分に言い聞かせる。「おれはできる!」「おれはやれる!」などと、自分の中で何かを唱えるようにして、自信と余裕をしっかりと脳に言葉を伝えてそれらを保持できるようにしておくことで、「変えるべきところは変えて、直すべきところは直して、磨くべきところは磨こう」、となるわけですね。
こうした過去の経験から、最近は「他人を意識しない」ということを特に意識しています(矛盾してない?)。誰かと比べることを意識すると、そればかりに気をとられます。他人の目ばかりが気になって集中力が思いきり散漫になってしまいます。「その他人と比べて自分は・・・」と落ち込むモードになってしまう。これでは自分の良さもどんどん失われてしまいますね。せっかく持っている良さも、そして、自分の独自の強みも、曇りガラスの向こう側に隠れてしまって見えなくなります。ですので、他人を意識して比べる、などというのは特に自分自身をアピールする時はやらないことです。おかげさまで、他人との比較、時々すごい方々の集まる場ではその悪い癖が出かかるのですが、すぐにそれをなくすようにしています。おかげでかなり悪い癖が出なくなりました。
他人を意識しないと言い聞かせる以上に大切なのは、「自分に目を向ける」ことです。「自信と余裕があるか?」を確認するんです。自分に気持ちを向けてみて、「自信と余裕があるね!」と言ってみる。それがあるから、相手を意識して何かができるようになるのです。
過去の自己肯定感の低い自分が見えなくなってきていて、いい雰囲気はつくれています。ただ、ちょっと他人を意識する場面になると、悪い癖が出やすいのでそこは自戒の念を込めて、自信と余裕を持っていきます。そのために工夫をしていることは、また改めて書きます。自信と余裕を持ち続けていきましょう!
ちなみに、関連することは、私が書いたミニ書籍第2弾でお届けできそうです!
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