ブログ

やる気ある?あるんだから、その言い方NG!

ソニー生命さんが過去に行った「この春就職の新社会人1年生と就職してから1年経つ社会人2年生1000名に向けたアンケート」では、先輩に言われたらやる気を奪われるセリフの上位は、以下の3つだそうです。

1位 この仕事向いてないんじゃない?

2位 ゆとり世代だなぁ

3位 やる気ある?

まあ、こういう言葉を言われれば、正直悔しいんですけど、そもそも叱る対象の言葉ではないですね。もののはずみで出てくるような失礼な言葉ではないかと思います。ただ、私もこういう言葉をかつての部下に10年近く前は言っていたことがあって、今となっては、言うべきでなかったのかなって思います。

特に3位の「やる気ある?」というのは、よく中学校時代に当時の柔道部の顧問の先生に言われた言葉です。「やる気あんのか?」位な勢いです。その時の言葉が頭に残っていると、出てきてしまうんですよね・・・

ただ、よくよく考えてみますと、仕事の場で「やる気がある?」などと言うのはナンセンスです。だって、仕事への意欲があるからこそ、取り組もうとして会社にきて仕事をしているわけです。それなのに、「やる気ある?」などと言われると、仕事への意欲が著しく減退し、落ち込んでしまって、場合によっては会社に行きたくなくなることだって考えられるのです。

こうしたことが、最近ではパワハラの1つのパターンにもなりかねません。みらいのある人材を精神的に追い詰める行為、もしくは、仕事ができないと決めつけて過小な要求をし続ける行為。こうした行為の執拗な積み重ねが、組織内で力のある者から行われ、やがて行為を受けたものが精神的に苦痛を感じて様々な悪影響が生活に出てきてしまうとなると、パワハラとして捉えられる可能性が高くなります。

「やる気ある?」などという言い方をするのはもうやめにしませんか?仕事の中でもっと改善してほしい部分を必要ならば事実に基づいて指導をするべきなのです。なのに、「やる気」を持ち出す事自体、無意味な話で、指導のやり方がわかっていない上司のとる行為と言えますね。

「やる気はある」のです。仕事ができない、遅いと主観的に捉えて、「やる気ある?」などと言うのはやめましょう!

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。