世の中はいろんなことを伝える際に、その事実を伝えるのは大切です。しかし、その事実を伝えるとしても「なぜ」「どうして」が残ってしまってはいけない。特に人に何かを「伝える」、「聴く」ことを仕事にしていこうとする人たちにはそれが非常に大きな役割として求められます。
私が独立後にやろうとしていく人材育成の仕事もまさにそうです。「ああしなさい」「こうしなさい」では、全然人に伝わらない。人が行動して変化を良い意味で起こすようにしていかなければ、講師やコンサルタントとしての役割は担えたとはいえないのではないかと思います。
今日私が受けたセミナーの大きなテーマは「褒める」です。褒める事も、単に「褒めてください」では、全然行動に向かいません。褒めればいいんでしょ?みたいな理解で、心のこもっていない言葉が飛び交うだけで無意味なんです。逆に相手に傷を負わせてしまいかねない。なぜ人は褒めるのか?なぜ組織の中で「褒める」必要があるのか?本質も含めて伝えられなければ、「褒める」ことをしても意味がない。私は今日のセミナーを聴いて認識を新たにしました。

今日のセミナーの講師は、社会保険労務士の藤咲(ふじさく)徳朗さん。とても穏やかにお話をされ、笑顔を絶やさない、そして時には情熱的に語りかけてくださる。笑いも交えて、「場をつくる」ことがとても長けておられます。様々な工夫を凝らしておられるのですが、その工夫を丁寧にお話して下さるので、一気に藤咲さんのファンになりました。
「褒めることは人の成長にかかわることで、人を育てるために行うもの」。だから小手先で褒め言葉を並べて使っても全く意味がないのです。むしろ、「おまえなんかに何がわかるんだ!」という不満が渦巻くだけ。上司と部下であれば、その関係は逆に悪化してしまいます。相手を理解し、相手の大切にしているもの、すなわち価値観を理解したうえで、「褒める」などのコミュニケーションをとっていかなければ、言葉は「刃」になって人を傷つける武器になってしまう。そう、「人の脳は人称を理解できない」と藤咲さんはおっしゃってました。言葉によって人の捉え方が違うから、単に自分中心で「褒める」言葉を連発しても、全然褒められているとは相手は思わないのです。相手を理解することが前提にありますね。カウンセリング、コンサルティングなどでとても大切な考え方を、藤咲さんは理由も丁寧に伝えて下さるので腹落ちしやすいのです。

私が選んだ「褒められると嬉しい言葉」です。「ありがとう」を軸に「お金持ち」「信頼している」は仕事を通して得たいものを載せました。お金持ちは、単にお金があればいいのではなく、心も豊かになり、人のために貢献できるだけのお金を持ちたいという意味です。詳しくはこちらのブログ記事を参考に。
「おもしろい」は、学びの場や人とのつながりで言われたいものです。おもしろく学べる場をつくりたい、私のキャラクターを気に入ってくださって言ってもらえたら嬉しいですからね。そして、「さすが」という言葉も心に響く言葉です。
忘れてはいけない中心にある「ありがとう」は、まさに感謝の言葉でもあるのですが、「有難い」時間を共有できることや、「有難い」ものをお互いに共有できる喜びを互いに言い合える関係をつくるもの。そういう意味でも「ありがとう」という言葉がいいですね。

こちらは「褒め言葉トランプ」より。他の3名の受講者さんと藤咲さんが選んでくださったもの。これはとっても勇気づけられます。独立後の成功を皆さんが後押ししてくださった!独立後3年後の法人化を目標としていく私には、「最高」「社長」という言葉もとても励みになりますね。

藤咲さんの本を3冊その場で購入し、これらを読んで落とし込みをしていきます。
そして、年明けにはこのセミナーのアドバンスコースを受けます。藤咲さんの考え方や研修講師としての進め方、いろんなものをもっと学びたいと思いました。もちろん、私自身の持っている資源との組み合わせで、新しい価値を提供できるような予感もありますので、藤咲さんから教わったことは実践していける場をどんどんつくっていきます。
ちなみに、カードのセミナーということで、一見するとその使い方を学べるのかという考え方でいくと、正直あまり受けても気づきが少ないでしょう。自分を信じ他人を信じて、人に対しての成長や育成に情熱を燃やせる方に是非受けていただきたいセミナーです。カードの使い方だけを学ぶ目的ですと、正直ハードルが高いし、学びも少ないと思います。時間がもったいないかもです。自分の意識を周りの仲間の力を借りながら変えていけるようになりたい方に是非受けていただきたいと強く思います!
今日のセミナーを主催された一般社団法人日本褒め言葉カード協会さんのHPはこちらです。
藤咲さん、そしてご一緒させていただいたみなさん、ありがとうございました!みんな大好きです!美しいです!きらきらしています!頼れます!プロフェッショナルですね!
最後にもう一回、ありがとうございます!!
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