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「叱って」みてわかる人材育成の難しさ

難しいこと、生きているといっぱいあります。今日はその難しさに直面。

人を「叱る」って難しいですね。とてもエネルギーがいります。その相手のためにどう伝えてあげるか、何を伝えるか、本当に難しい。そして、相手が何か気づき、変化をすることにつながっていけばいいのですが、なかなかそれが難しいのです。相手が変化するところまでを期待してはいけない。そうなってくれればいいんだけど・・・と密かに思うんですけどね。でも、それを期待して叱ってはいけないのです。想いを相手に伝える。その想いが「叱る」という行為に変わる。ついつい言葉もきつくなるので、ハラスメントと紙一重でもあるんですね。本人はその気がなくても相手に何かのダメージが残って大きな影響を与えてしまえば・・・

今日は営業の練習をする場面で「叱り」ました。叱るっていうのは本当に難しいです。相手のために厳しく伝えることを意識しないと、つい相手への怒りになってしまうので、本当にこの制御が難しいのです。事実をしっかりとつかみ、その事実に基づいて厳しく伝える。感情的にならないように、事実に沿って伝えていくということを意識していかなければならないですね。人の性格などに影響を及ぼすような発言ではなく、人の行動に対しての指摘でなければいけないのです。イラっとして言葉の弾みで、「おまえやる気あんのか!」みたいなことではダメですね。今日、つい出そうになった言葉です。因果関係がないのでそんな事を言ってしまうと、叱る行為ではないので気をつけなければいけないですね。

ですので、叱った後は、「私ならばこうするよ」ということを出来るだけ相手に考えさせながら伝えることを意識しました。

でも、やっぱり難しいですね・・・

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今日の帰り道。そんな事を考えながら帰ったので、人材育成にとってまた大きなテーマが見つかったなって思いました。叱ることをしなければいけない局面があったとしても、その叱る行為に至ってしまう前に、もっと出来る教育はあったはず。基礎教育の徹底は、やはり必要です。基礎ができなければ、そもそも商談の土壌にすら登れない。頭さえよければ、コミュニケーションスキルさえ高ければいいのではない。人間教育、基礎から行っていくのは大切だと思いました。四月の新人研修だけで済ませようだなんて思ってはいけない。長い期間かけて、基礎教育は根気強くやっていかなければいけないですね。

人材育成、難しいけど本当にやりがい、挑みがいのあるテーマです!

 

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