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場ありきではなく、人ありき~人を大切にする組織に~

適した人材をその場にあてがって力を発揮させる。あなたはその場に適していて、出来るだけの力のある方だからと経営陣から指名されてあてがわれる。そして、任された事をきっちりこなして成果を出す方向に進んでいく。

これが理想的なあるべき姿。私はそう思います。だからこそ、人を大切にしようとう発想が出てきます。人は大切な財産である。組織にとってはそういうことになるわけですね。

ところが、人を大切にしていないと、全く違うことが起こりえます。あそこにやるべき場がある。あの場に人を配置しておこう。場ができるだけできたら、足りなければ人をかき集めて数を揃えておこう。この場合は、とにかく場が大切。場が滞るとすべてがとまるから、人をとにかく揃える。別に人は誰でも構わない。そういう残念な発想となるわけです。

誤解を恐れずに言えば、人は誰でもどっちでもよい、という発想になるわけです。人を大切にしようとしない状況が起こります。人の心がどうなろうと知ったことではない。やる気の有無なんて知ったことではない。そういう発想にたどりついても全く不思議ではないのです。人の内面を無視してしまう。だから組織の様々なところに綻びが出来てしまうのです。

人を大切にしていけば、あまりそういう発想にならないのではないかと。あまりにも怠惰な人は解雇や退職勧奨をしやすくする流れが経営に認められていればまだいいのかもしれない。ただ、リスクを守るがあまり、解雇や退職勧奨も容易にできるわけではない。経営側もある意味難しい判断は迫られているわけです。

だからといって人を大切にしようという姿勢がないと、共に働く社員たちはどんどんやる気を失い、経営側との意識の乖離も拡大していく一方でしょう。そういう組織は表面化することがなくてもまだまだたくさんあるでしょう。表面化したら社会で思い切り叩かれてしまうから、表面化しないように守る。そうした中で潰れる社員は潰れてしまう。残念としかいいようがないですね。

果てなき道に想いを馳せると、いつまでこの道は続くのかと思うわけです。しかし、果てなき道を進む周りの仲間を、人を大切にしていけば、道をどんどん進んでいこう、一つ一つのゴールにて喜びを分かち合おうとなるような気がしています。人は大切にされてないと感じると、離反するような行動に走る可能性があり、極端な事態になることも0ではない。

私は、人を大切にしていく事を実践していきたいですね。人を頻繁に入れ替えて場に見合う人を漁って探すようなことはしたくないですね。人を大切にして、一つ一つのゴールをクリアしてコツコツと続けていけるようにしたい。それが大きな輝かしい未来に繫がると信じて。

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