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幸せな職場になるカギ~仕事の面白さはどこにあるか?~

自分らしくいられる場所。そのような場所が皆さんにはありますか?たとえば、その場所を形にするとしたらどんなものになりますか?

レゴブロックで最高の瞬間だと感じられる場所をつくってみました。まるで子どもが一つのお城に立っているかのように、自分が立っている場所をつくってみました。土台をしっかりとしたものとして、なにか城で自分が喜びの声をあげているかのようなものになりました。

周りには一輪の花が咲き、きれいなオレンジ色のブロックが設けられています。さらには、ここからは見えませんが土台の一部には目があります。人の上には棒が一本伸びています。目や棒は、周囲に対してアンテナを立てていることを暗に示しています。アンテナを立てて周りの状況に対しての感度を高める役割を果たしています。

このブロックを組み立てている時間は夢中になります。いざ、最高の瞬間をこうして形で現わしてみると面白いものです。この面白さは、夢中になってワクワクしていてたまらないという感覚になります。なにかうまく論理的に説明がつくものではないけれど、この「面白い」という感覚は大切にしたいと思っています。

このレゴブロックは、今私が住んでいる場所でもあり、働いている場所を示しています。事務所兼自宅です。生活の場でもあり職場でもあるのです。面白いと感じられることがいろいろと生み出されて、なにか楽しさも芽生えてくるような場所です。家族(役員)との会話も、ふとしたことから建設的なものになり、なにかが出来上がっていく楽しさを実感しています。こうした気持ちが日々積みあがっていく。これが私の求めていた幸せの形の一つなのでは、と思っています。

慶應義塾大学の前野隆司教授の「幸せのメカニズム~実践・幸福学入門~」の中では、長続きしない幸せと長続きする幸せに触れています。長続きしない幸せというのは「地位財」と呼ばれ、主にヒト、もの、金が満たされたときに感じるものです。一方で、長続きする幸せというのは「非地位財」と呼ばれ、自主性、愛情、自由、健康、良質な環境などが満たされたときに感じるものです。これらが感じる要因は「心的な要因」によるものとされています。

動機づけの話で、よくお金(給料)の議論がされることがあります。この著書では、お金については、生活や安全が保証されるようなライン(この本では年収7万5000ドルという金額が出ています)を超えると、お金と幸せにはあまり相関関係がないという結果が紹介されています。ある程度までお金が増えれば幸せを感じるけど、一定のラインをこえると、そうでもないということのようです。

私は、以前会社員だったころに、給料をもらったときにすごく嬉しいと感じた瞬間は多くなかったです。賞与の金額を見た瞬間や、昇給の話をきいた瞬間は嬉しかったけど、その嬉しさはいつまでも続くものではありません。心の中で「会社に感謝しないとなぁ」と思ってみようとしても、その気持ちは寝たら忘れていたという状況でした。ある程度のお金がもらえるとわかると嬉しさを感じるのは、やはり生活が守られるという実感があるからなのでしょう。

幸せのメカニズム」の中では、お金と幸せの関係を考える際に、「フォーカシング・イリュージョン」という考え方が紹介されています。ノーベル経済学賞受賞者のダニエル・カーネマン氏は、「人は所得などの特定の価値を得ることが必ずしも幸福に直結しないにもかかわらず、それらを過大評価してしまう傾向がある」といっています。目指す方向が間違っている、と述べているのです。

皆さんの職場においては、従業員がどのようなことを考えて仕事をしているのか理解していますか?仕事の中に感じる面白さが何かを探ってみてはどうでしょうか?「給料もらっているから会社に来ている」というのも考え方の一つです。仕事の中に感じる面白さを、一人一人がどのように捉えているかを確認しあってみるだけでも職場全体の空気が良くなるでしょう。その空気の良さが、働くことへの面白さ、そして、その面白さが積み重なることへの自信、喜び、成長実感などに変わっていくように思います。

職場で若手社員が定着して仕事でどんどん結果を出し始めるときには、何か若手社員自身に喜びを感じる瞬間、最高の瞬間が次々と訪れるときです。成長したいという若手社員が多くいると実感できる職場というのは、職場自体の活気も出てきて、仕事への面白さが外から見ていても伝わってきませんか?仕事に面白いと感じるものがいったいどのようなものなのか、お互いに経営者、従業員が共有する時間をとって確認しあうと、職場での面白さ、活気の源が発見できるのではないでしょうか。仕事への面白さ、そこから導き出される幸せな職場になるためのキーワードとはなにか?職場で対話しながらお互いに確認する時間をとるようにしてみてはいかがでしょうか?

ちょっと遠くに見えるものですが、青い海を眺められるような場所でもいいのです。どんな場所でもいいのです(できればふだんと少し異なる場所の方がいいかもしれませんよ)。仕事への面白さはどこにあるのか?ワイワイと話をしてみるといいでしょう。ただし、みんなで話をするときには、お酒はほどほどに(笑)。

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