ついつい目についてしまうもの。人の改善点や、自分のよくないところ、たりないところ。ある意味それは成長しようという意欲があることの表れなのかもしれません。それだけ自分たちにとって厳しくなるということが、すぐに満足せずに自分を高めるきっかけになるのかなって思います。

夜空の向こうにさらなる改善点や成長のポイントを見つけるのも悪くはないとは思いますが・・・

ただ、いつも満足しない、いつも改善改善ばかりでは、正直疲れてしまいますよね。いつまでたってもゴールが見えない。見えないところに向かっていくだけでは面白さも気持ちの高ぶりもない。いずれは心が折れてしまうことにもなりかねません。たしかに、よりよいところを目指していくのはいいのですが、いつまでたってもそのゴールが見えないだけでは、自己肯定感を奪っていく結果にもなるのではないでしょうか？

かつての私がそうでした。いつも何かうまくいっても後悔している。ああ、もっとできたのに、とか思っていて認められない。もっともっと良い姿ばかりを追いかけている。これではいつまでたっても自分を承認することができないんです。

年を重ねていくにつれて、もっともっと自分を認めてあげないといけないのではないかと思うようになりました。自分を認めることをしなければ、いつまでたっても面白くない。楽しい時間が訪れない。徐々にそう思うようになってきて、自分だけでなく、他の人に対しても認める方向でのかかわりが多くなりました。他の人の良いところに目を向けて、それを伸ばそう、それを磨こうという方向性を見いだして何をするかを考え、実行してもらう。他人の良いところ、強み、持ち味、いろいろと言い方はありますが、そのいいところを伸ばして周りが理解すれば、きっとチームもよくなります。

こういうカードを用いて自分の強み、持ち味となるものをお互いに確認し合えるといいですね。チームの力を引き出す、無駄をなくすなど、お互いの理解を促進しあうことで、成果につながりますね。こうしたカードを用いたワークショップを展開できることが、われわれの一つの役割でもあるといえます。弱点ばかりではなく、お互いの強み、持ち味を知って仕事をする方が職場の雰囲気もよくなりますからね。

改善、弱点克服なども必要な事ですが、そればかりではダメです。強み、持ち味をお互いに理解し合って、そして自分でそれを可視化して理解する。これが成長へのパスポートではないでしょうか。

あなたの強み、持ち味はなんですか？