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心の満たされた社会にするために~ゆるしてくださいと子供が恐れる社会ではなく~

昨日の夜から今朝のニュースで取り上げられていますが、児童虐待の事件。

下記の記事です。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180606-00000547-san-soci

子供がひらがなで「ゆるしてください」とか、「もうぜったいにしません」と書いている。幼い頃からこの言葉をノートに何回も書かされて、本当にかわいそうで涙が出てきます。

僕には子供がいません。故に子育ての経験はありません。そう簡単には子供ができる状況ではないと思っています。だから、子育てをされている方々と比べたら、その苦労をした実感がないので、子育て環境をよくしようとか、親は子供と向き合おうとか、そういうことは伝えるつもりはありません。

自分は何ができるんだろうか?

僕は、かつてサードプレイスとして第三の場づくりを勉強会活動主体でやってきました。職場、家庭、そして第三の場。ここを充実させていくことに力点を置いてやってきました。その考えは基本は変わらないのですが、職場よりも家庭よりも、充実させていく逃げ場のような言い方をしていた可能性があるなと思っているんです。言葉の受け手が判断することですから、そう受け取られかねない。

第三の場は、職場と家庭をつなぐ結節点です。それぞれが満たされるようにしていく。職場でイキイキと活躍できるように、家庭で幸せな時間を過ごせるように、そして、第三の場で自分らしく楽しめるように。それぞれに意義を見いだしていけるからこそ、生きる道は楽しくなるような気がします。

僕は、ビジネス領域を中心に活動する中で心づくりという点に着目しています。そう考えた時に、心が満たされるような人との関係づくりや、場や集団の仕組みを考えていく必要があります。心が満たされていない、悩みを抱えているからこそ、いろんな場で何かが爆発してしまうのではないかと。

人の心に乱れが生じて、それを守っていけるだけの資源や支援がまだまだ不足しているのではないかと思います。いや、足りていても認知されていない、不十分であるとも考えられます。

僕は僕の生きる領域で、こんな痛ましいことを繰り返さないようにするために何ができるのか。まだまだ力は小さいとは思うけど、一人一人の小さな力が社会をかえる大きな力になる可能性はあります。一緒に活躍する仲間たちや、身近な方々が心を満たして生活できるように、力を尽くせることをやっていきたいと思います。

ゆるしてくださいと、小さい頃から懇願させてしまうような社会であってほしくないので。人が受け容れられる社会であってほしいなと。

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