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専門性のある人材を殺すな!専門性を活かした人材活用を!

成長する実感、これは社会に出て何年経過したとしても、持つ瞬間はいくらでもあります。人は成長し続けるだけの可能性は無限にあると私は思うんです。

ただ、成長可能性を摘み取るような惨めさを感じさせるようなマネジメントを日々されていたとしたらどうなるのでしょうか。そんな状況では、人は気持ちを維持することができなくなり、やがて疲弊してしまうことになりやしないか、ということです。ある程度専門性の高い仕事を任されている社員が、いつまで経っても専門職だからという理由で、ラインマネジャーにマネジメントされている。専門職という名の不遇な位置づけとみなされ、名ばかり専門職だと言わざるをえないわけです。

実態として専門職的な高いスキルを身につけた社員が、そういう理由で組織内で不遇な扱いを受けていたら、やがてはいろんなジレンマに襲われてメンタルヘルスコントロールすらできなくなる。いつまで経っても、レベルの高い社員として扱われないため、我慢して生き続けるか、それとも新たなる道を模索するか、ということになるんじゃないでしょうか。

特に昨今は、専門的なスキルがあり、対外的に評価を顧客から受けていても、全くそれが組織に伝わらないで、組織では不遇な扱いをされ続けている社員は多数いるように思います。対外的な市場や顧客の評価と組織の評価にあまりにも格差がありすぎることで、人の力が潰されていくということです。

組織内で良い評価を得たいと変に甘えているわけではないんです。せっかく対外的に評価を得て、自信や成長実感を得たにもかかわらず、組織内では、「だからどうしたんだよ。おまえはちっともできないじゃないか」と刷り込まれ続けて、監視的なマネジメントをされ続けては、せっかく得たものも報われない訳です。そうやって組織への貢献をすること自体がばかばかしいと思い、さらに評価は下がる。まあ、そうなりますよね。

こういう社員はやがて組織から離れていく。専門的なスキルを活かして新たなる可能性を模索するために、社会の大海に躍り出て新たなる活躍の場を切り拓いて突き進んでいくことになるでしょう。

組織の中で自分の可能性を潰し、メンタルヘルスコントロールすらできなくなるくらいならば、そんな組織は見捨てて新たなるフィールドで活躍するだけの力を点検して、専門的なスキルが発揮できるようにすべきでしょう。

成長可能性を活かして成長を持続的に行えるようにするために、自分を殺すのではなく、自分を活かすキャリアを積み上げて成長し続ける生き方をしていきたいものです。

専門的なスキルや成長可能性を摘み取るようなことを社員にしていませんか?

せっかく得た専門的なスキルを無駄にしてしまうような扱いを、社員に対してしていないですか?

組織での評価を下げるような行動をしているんなら、それは論外ですが、専門的なスキルを持っていて、顧客や市場から評価を受けているところには素直に着目して、社員の可能性や強みを活かせる人材活用を考えていきましょう。

成長し続けることのできる業務に、専門的なスキルが活かせるように社員をうまく活用する。組織マネジャーの人材活用の力は問われているんです。成長促進を図るようなマネジメントを実践できるようにしていきたいものですね!

富士山のような広くて高い心は忘れずに!

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