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短絡的には認定できなくても注意~パワハラになりうる言動~

今日もハラスメント防止養成講座。今日は法律や判例に関しての学びで、大学や資格試験予備校の時以来の法律の勉強で、何か懐かしさを感じるほどで、眠くならないという不思議な感覚でした。

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セクハラ、マタハラ、パワハラ。いずれもハラスメント問題としては大きなものです。判例は確かに厳罰が下っているものが多くて、極端です。しかし、判例を読んでいくと、未だにハラスメントの問題があちこちにあるんだなって思います。陰湿なものもあれば、明らかにアウトなものもあれば、ぜんぜん仕事と関係ないだろそれ、って言えそうなものまで。

今日感じたのは、パワハラのところでの言動。ちょっと何かあると、最近はニュースのせいもあってパワハラじゃないかって言われます。言葉だけでは一概に断定はできないのですが、こんな表現が職場で繰り返されていたら危ないです。あくまでも一例です。

「おまえはバカだ」「新入社員以下だよ」「いい加減にせいよ。おまえアホちゃうか。」

「ぶち殺すぞ」「どうしていつもあなたはこうなんだ」「人間失格」「いつまで新人気分でいるんだ」「使えねえな」「死んでしまえ」などなど

人格を否定したり、人としての名誉を傷つけるようなことを言い続けているのは危ないです。もちろん、これを言ったらNGです、っていう断定的なものではなく、パワハラになるにはそれなりの事実認定や判断が伴います。ただ、人格を否定するようなことや人の名誉を傷つけるようなことは言葉として気をつけないといけないですね。

その他、経営層の方々で口癖のように「クビだ!」「やる気のないやつは辞めろ」などと言いがちな人も危険です。退職や解雇等をほのめかすようなことを、他の社員のいる面前で平気で大声で継続的に言うような場合も危ないです。軽い気持ちであっても、これが人の精神を病んでしまう危険性もある。軽々しく言葉として使うべきではないですよね。

短絡的に物事を判断することはよくないですが、最近はハラスメント被害に対しての事実認定がシビアにされる場合も多く、また、行為をした側に責任があると認められた場合の民事上の賠償等も大きいものになりがちです。それに、社会的に制裁を受けることが一番大きい。採用や営業活動にも不利になります。こうしたリスクを守ることに躍起になるくらいであれば、しっかり本腰入れて体制を整えて教育や啓蒙活動を行う。一過性の研修で済む話ではありませんが、何も対策を打たないのも、問題が発生した際に不利になる可能性もあります。特にパワハラは今いろいろとメディアでも取り上げられているので、十分な対策を行っていくべきでしょうね。私も外から関わるコンサルタントとして、守るお手伝いをしていきます。

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脳が疲労したので、研修のあった両国でお相撲に関しての甘味をいただきます。こうした癒しを逆に与えてあげる、ではありませんが、ムチよりもアメですね。明日も学びに行ってくるのでそろそろ休みたいと思います。

 

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