何かを成すときには一人で出来ることは限られている。これはよく言われますよね。一人で出来ることが限られているからこそ、いろんな人の力を借りたり、自分の力を発揮できるような資源を最大限に使う。あるいは、仲間となりうる方々の力を借りて成果に結びつけていくということなのです。
世の中に登場する経営者の方々も、一人の想いがまずあって、その想いを一緒に受け止めて一緒に世の中を良くしようと思って取り組む仲間が一人はいたわけです。これが経営者の軍師的な支えになる存在。あるいは場合によっては、共同経営者として世の中に出てきた。名経営者の隣には必ず誰かがいるってことありますものね。一人が焦点を当てられますが、決してその一人だけで世の中が動いているわけではないのです。
名経営者ならずとも、様々なコミュニティには、その場を取り仕切る方とともに、その方を支える存在の方が必ずいらっしゃるわけです。メンター、サポーターなど、いろんな言い方があるのかもしれませんが、そういった方々とともに中枢のリーダーを支える方々がいるんですね。その支えが一人二人ではなく、複数いる場合もあります。どこまで共感しているかにもよりますが、関わり方も様々です。中には、支えているという存在であっても、何か裏の目的があるとでもいうのか、例えばそのコミュニティを乗っ取ろうとする人もいる。利用する人もいる。ですので、十分に気をつけないといけない場合もありますよね。
経営者であれ、コミュニティのリーダーであれ、彼らがどんな想いでどんな目的でその組織やコミュニティを立ち上げたのか。その事がはっきり腹落ちできるものであるのか。本当に共感されるものなのか。そう簡単に見極められるものではありませんが、一緒に経営やコミュニティを率いていくという方であれば、経営者やリーダーの想いに共感して、支えるに徹する、あるいは別の同じくらい重要な役割を担うということでなければならないと思います。社会に対して影響を及ぼす存在になっていくので、それだけの方でなければ、共同経営者や共同リーダーにはなれないものなんだろうなって思います。
かつて、プラスオン!という勉強会コミュニティをやっていた時、同じような立ち位置でやると言ってくださった方がいなくて、徐々に一人でやっていくのが辛くなったのは、自分の想いの伝え方が、人々に伝わっていなかったんだと思います。そのメッセージが心の中で腹落ちされているものでなければ、結局は人に伝わらない。4年でとん挫したのがその証です。
だからこそ、そういったある意味、成功体験でもあり失敗体験でもあることを、自分の糧にして、肥やしにしてこれから生きていきたいと思っています。起業において事業の理念を考えるのに時間を費やし、なぜ自分は起業するのか、本当にそれでいいのか、ずっとずっと考え続けて半年、ようやく気持ちが固まったのも、今思えば、過去のプラスオン!の時のような甘いものではうまくいかないって思ったからなんだと感じています。地域というフィールドを中心に、自分の想いを伝え続けて、人材育成サービスや教育・学びのサービスを中心に自分のやりたかったことをやり続けていこうという覚悟。この気持ちに賛同してくれるパートナーを大切にしながら、共にやっていく同志とともに、取り組んでいきます。
あと半年でこの大きな都会のジャングルのようなビル街ともお別れの時を迎えます。地域で生きるコンサルタントととして、地域の無限の可能性を拡げるためのサポーターとして生きていく覚悟を持って進むぞ!
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