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「おつまみ」と「地域」

社会人になって初の9連休のGW。最初の2日間はワークショップの場におりまして、今日はゆっくりとお休み。今も家でのんびりです。

昨日のワークショップは、4名のワークショップデザイナーによる協働企画。

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壁にはってありますが、「おつまみ甲子園ワークショップ」を開催しました。

おつまみに着目

ふとしたことから出来た今回のワークショップの企画。私ともう2名が地方出身者、なお別の1人が広告やマーケティングのプロ。であれば、こんな面白いワークショップが出来るのではないかと思って立ち上げたんです。「おつまみ」に着目したのは、そもそも大人と子供のふれあいを考えた時に、「食」が一つのテーマになるという点。単純においしいものを食べるというのではなく、親子のコミュニケーションが生まれるようなものを考えてそれを食と結びつける。そうした時に、大人がお酒と一緒に食べている「おつまみ」に目を向けようという話になりました。もちろん、お子さんにお酒を飲むのは勧められるわけがないので、それを彩る「おつまみ」を媒介にして、親子のコミュニケーションを促進するようなきっかけにならないかというのが、議論のきっかけになったのです。ワークショップデザイナーは、昨日のブログにもあるように、「コミュニケーションの場づくりの専門家」です。コミュニケーションの場をつくるという役割からしてみても、十分にワークショップとして形になりうると思いました。

また、お酒が飲めない人、お酒を飲まない人が、お酒と一緒でなくても、飲み物があって楽しめるという食べ物に目を向けてみよう。これが、おつまみに目を向けるきっかけになったのです。

地域に着目

次に着目したのは、4名の合同企画メンバーのうち、2人が静岡県出身者で下戸。1人が山梨で酒店を営む方という地域性の観点でした。

メンバーのヨダさんのお店「十四番目の月」はこちら!

山梨と静岡という、富士山を挟んだ二つの地域。いずれの地域も、緑や水の資源に育まれて美味しいものが召し上がれます。食べるものもお酒も充実の地域。ヨダさんのいらっしゃる「十四番目の月」は、山梨県の特産品を使ったお料理を出されることでも知られております。地域を盛り上げる方法としては、最近はいわゆるハコモノに行って楽しむよりは、食べるものを通して非日常の出来「コト」を地域で楽しむ方が多いのではないかと思っています。そう考えると、地域の活性に一役買うのが食べるもの、それを近づけていけば「おつまみ」ということになる。おつまみが地域を盛り上げる一つのヒントになる。そんな仮説をもとに、ワークショップをつくっていくことになりました。

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そして、ついに昨日第1回目を開催。まずはワークショップデザイナー育成プログラム修了者の方々を中心に、大人相手に実施をしました。

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はい、こんな感じ。会場を居酒屋に見立てながら、グループに分かれて、「おつまみ→地域→おつまみを誰とどのようなシーンで食べるか」へフォーカス。それをプレゼンし合っていくというものでした。

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競い合いの結果、勝たせてはもらいました!!(笑)。ありがとうございます!

これからの課題

さて、このワークショップを経ての課題です。大きくは二つあります。

まずは、対象者にフォーカスしたワークショップを企画できるかどうか。大人と子供とのコミュニケーションをとっていくという観点では、まだまだ改善の余地があります。アウトプットのスタイル、発表のスタイル、発表につなげていくための参加者の増幅、保証の仕掛けなど、より精緻にしていくことも出来そうです。発表のスタイルによりますが、より躍動的にいくのであれば、そこに至るまでのアイスブレイクの工夫は必要だと思っております。昨日はどちらかというと、アイデアを出していくための場であったので、身体表現を入れなくてもよかったと思っておりますが、どんな方向性に向かっていくのかで、取り組むバリエーションは増やしていく必要があります。関連して、どんな対象者に行っていくか、マーケティングも含めてこうした「おつまみと地域」にフォーカスしたワークショップの必要性もさらに突き詰めていくことが出来るように思います。

もう一つは、ファシリテーション。どちらかというと、ファシリテーションの経験の少ない方々が集まって取り組んだのですが、これがさらに完成度の高いものにしていくとなると、我々のファシリテーションのスキルの向上が必要になると思っております。それぞれの役割に応じたファシリテーションの力を蓄えていくことが大切です。アウトプットや議論のプロセス、対象者のニーズに応じたファシリテーションの力が要求されてくるでしょう。また、ファシリテーションにはかかわらずに、デザインの役割に徹していくなどの役割分担もある程度区切っていく必要がありそうですね。

ワークショップデザイナーが、慣れの場から実践の場に移行していくためには、デザイン力もファシリテーション力もまだまだ経験値を重ねていくことが、全体的に求められます。別の分野でいろんな経験を積んでいる方は、その経験をさらにレベルの高いものにしていきながら、ワークショップを受けた方々が、それに対して価値を感じていただくようにする。そういう意味でも、特にこの「おつまみ甲子園ワークショップ」については、マーケティングを徹底して行っていくことが必要だと思っております。このワークショップに限った話ではありますが、マーケティングが大切なものとして取り組んでいくことで、形のないものが受け入れられるかどうかが決まるといっても言い過ぎではないと思います。

私が考えていることにどこまで企画メンバーの方々が賛同してくださるかはわかりませんが、このワークショップは、地域コミュニティが、自らをPRするために実施できそうな手段の一つであると思います。バリエーションがいろいろと出来そうなものも秘めています。東京のみならず、静岡・山梨などで展開できるようなワークショップに、企画メンバーの皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

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企画のメンバーのみなさん、ありがとうございました!引き続きお知恵を出し合っていきたいと思うので、よろしくお願いいたします。

いつも変顔ばっかりですいません。(変顔好きです)

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