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甲州を訪ねて思う地方移住のススメ~心身のゆとりづくりから~

昨日はあまり書かなかったのですが、甲州方面へ日帰りで出かけてきました。

楽しかったのは当然ですが、やはり地方に移住したい!そんな気持ちになりました。その理由を紐解いていこうと思います。

 

まず景色の中にいる自分。緑と青に囲まれた土地には、きれいな空気があり、心の中にゆとりが生じます。都会で暮らしている中で、様々な人や情報に出会い、様々な発見を日々重ねていけることは、とても有意義なことです。しかし、あまりにもそれらが多すぎて消化不良を起こしかねない。だからこそ、何かの非常に狭い専門分野に特化するか、大きな組織の中で生き残るか、などという幅の狭い選択をせざるをえないのが、私にはどうしても腑に落ちない。個が没化していくことは、都会ではどんどん進んでいく。それによって心のゆとりが失われ、ハラスメント問題や心身の調子をきたす社員が増えるなどの問題が出てくるのではないかと。

一方で、心にゆとりを持っていくと、社会自体のサイズは今度は狭くなるけど、深みのあるおつきあい、関わり合いができる。これが地方での魅力ではないかと思います。地方の中で、利他の精神を持ちながら自分の専門性を発揮する場をつくれれば、心身のコンディションをよくして働ける方々が増えてくる。私はそう思います。仕事に対して志を持って何かに取り組む場所があるからこそ、人が集まってくる。以前は工場などの働く拠点が来るように大企業に誘致して働きかけて、雇用を生み出そうとしていました。今は志を持って、人がやりたいことや専門性を発揮できる事を創造する時代。それが出来るのは地方からではないかと。それが、地方を元気にして日本を心ゆとりある国に変えていけるきっかけになるのではないかと思います。私が日々最近述べている、可能性を拡げられる土壌が地方にあるということです。

 

次に、地方で収穫、生産された物を楽しく味わえる機会があるということです。観光客を呼び込む側面と、地方の方たちの健康を促進する側面とあるのではないでしょうか。地域でとれるものを調理して多くの人に味わってもらう。それが出来るのが、地方ならではものである、というPRをしていけば、観光客の方々への口コミが広がっていく。今はいろんな媒体で情報が良きも悪しきも拡散する時代です。インスタにアップ、ツイッターでつぶやく、ブログやフェイスブックで発信するなど、様々なネット上の情報ツールの駆使によって、地方の特産物や美味しいお料理の数々は人を呼び込む契機になっていきます。単なる一過性のものではなく、継続的に人が集まる場所にするための一つのネタ、それが「食」ではないかということです。

私が以前ワークショップデザイナーの仲間の方々と企画した、地方のお料理をおつまみにしてPRするというワークショップ。おつまみとお酒などの飲み物とを組み合わせ、地方に関心のかる方々が集まってこれる場をつくるのにはいい機会ではないかと思います。ワークショップの魅力と地方特産品の魅力を同時に伝えられる手段をさらに考えていくためには、こうした独自性のある美味しいものに触れられることが一番です。上の画像は、山梨のほうとう、甲州でとれた牛のステーキ、そして八ヶ岳近辺で栽培、収穫されたお野菜のバーニャカウダー。そして清いアルプスの水を用いて醸造される限定品の日本酒。こうしたものを楽しめるのが、ワークショップという一つの手段をきっかけに広めていける、これが地方の魅力でもあると思います。

また、地方の食材は、自然の恵みを最大限に活用しているケースが多いです。温暖、冷涼などの気候の特徴や、その気候で生み出される土、山の湧水を利用した水、日照時間を多く創り出してくれる陽の光。こうした自然の恵みを最大限に活かせるからこそ、体に良いものが取り込まれている可能性もあるのです。それが健康促進効果につながるという面でも、地方でつくられるものには魅力がありそうですよね。健康志向の強い昨今、サプリメントなどの健康食品だけでなく、こうした自然の恵みを享受しておくことも健康を維持できる秘訣になると思われます。それが実現できるのは、地方の方が可能性が高いのではないでしょうか。

 

甲府の中心にある甲府城跡からは、富士山が遠くに見えました。そして、昨日の秋の夕暮れは、まるで画板に描く絵のような、とても幻想的な光景でした。こうした空の高さを感じて、雲の流れを感じられるのは、高い建物が甲府近辺には少ないということもありますが、広く遠くまで見渡せる世界が地方には多くあるからだと思います。春夏秋冬、見せてくれる景色が、心のゆとりにもつながり、人々の活動にも好影響をもたらす。そんな気がしてなりません。だからこそ、地方の景色の中で日常を創っていく事が、心身の安らぎと新しい挑戦へのきっかけをつくる舞台になる。私はそう思います。私は、その地方の出身で、その地方に帰る機会がつくれるからこそ、考えられているように思います。しかし、育った地方に戻らずとも、こうした地方の魅力は、それぞれにある。その良さをいっぱい感じてほしいなって思います。一過性ではなく、日常の中で。

 

人の幸福度も上がるかもしれません。自分も、そして自分の身近にいる家族も、そして応援してくださる方々の幸福を創り出す。それが実現可能性が高いのは地方。これが私の想いです。可能性を拡げて未来に挑戦し、それが幸福をもたらすきっかけに。

来年の新しい未来づくりに向けて、いい体感が出来た旅となりました!もちろん、心身のストレスも軽減できました!

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