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新しくやってきたマネージャーが潰れないようにするために

組織の中で新しい旗を掲げて何かを始めようとしても、なかなかそれが実を結ばない。せっかく変えようとしても、なかなかそれが変わらない。空回りしている職場のマネージャーの方々、いっぱいいますよね。

私は、かつて、職場でマネージャーとして業務を担っていたこともありましたが、正直辛くなってしまいまして、自らその職務から離脱する判断をいたしました。周りの協力が得られない、部下との関係性が悪化する、そういうことが繰り返されて、いつのまにか新しい事をやろうという気力を失いました。マネージャーを降りる寸前では、正直何もしたくなかったという気持ちになりました。うつの一歩手前でしたね。

職場でマネージャーが孤立するケースとしては、あいさつや会話が少ないことがあげられます。必要以上の言葉を交わす時間を持たない、基本的な挨拶ができない。そういう場面があちこちで起こっています。一見すると仲のよさそうな感じがするので、表面的には話しかけてみると反応はあるんです。しかし、積極的な言葉の取り交わしががないので、マネージャーは考えすぎて疲弊します。まわりの雰囲気によってマネージャーも自分の疲労がたまってダウンすることは十分にありえます。ストレス耐性がどうこうとか、そんな次元の話で語ることではありません。ストレス耐性が強い人でも、突然心がボキッと折れてしまうことだってあるんです。元気だったマネージャーですらも、あいさつや会話の少なさが招く悲劇です。

また、マネージャー自身に問題がある場合もあります。パワーハラスメント的な扱いを人に対して行う危険性のある人。そういう人がトップマネジメント層であると、職場が一気に崩壊する可能性があります。パワハラのせいで、組織が立ち行かなくなるくらいに職場が崩壊してしまうと、いくら業績が向上していたとしても、急な業績低迷が一気に起こることにもなりかねません。その流れが伝播し、トップマネジメント層からミドルマネージャーの精神を崩壊させてしまうことにもつながる。こういう場面では、仕事をする以前の問題ですから、救いようがありません。

職場の状況を幅広い観点から理解を深めて、そのうえで、自分の立ち位置を正確に理解し、様々な意思決定を行うことがマネージャーには求められているのだと思います。何かを新しくやりたいと思っても、それ以前に、職場を幅広い観点から理解を深めたうえでのことでなければいけないと思います。だから、マネージャーとして職場に赴任したばかりの方が何か新しい事をやりたいと思ってもそう簡単にできない。ベンチャー企業ですらどうなのかなって思います。そう簡単に人は変わりたいと思わないというのが影響しているのではないでしょうか。

かつて、外国から黒船が到来したときには、確かに、もの珍しい、怖いなどの感情があって、受け容れられて日本人と融和な関係を築けていました。しかし、時間がたってきて正しく日本の理解がなされないと、変わりたくない日本の武士たちが抱いた攘夷思想のように、外国人が無残にも殺されてしまうことも過去の歴史にはありました。日本の職場では、命を奪われることはなくても、組織の中での生きていくための命を絶たれてもおかしくない状況に追い込まれてしまうことがありえます。人間関係や業務のオペレーション、あいさつ、言葉の取り交しなど、基本的な職場の中で守られるものがきちんと守られて職場として成り立っているか。誰か困っている人はいないか。マネージャー自身の業務の理解は進んでいるか。こうした様々な観点から点検を行って、マネージャーが職場の中でつぶれてしまわないようにてほしいですよね。

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ちょっとしんどくなったら、ひどくしんどくなる前に、アイスでも食べて元気出しましょう。チョコミント、おいしいです!!

新しくやってきたマネージャーの方々がそう簡単につぶれないためには、まず正しく自分と周囲を理解してくださいね。私も潰れたのはその理解が薄かったからです。私の失敗から得たことでもあるので、ぜひともマネージャーの方々にはつぶれずに自分のやりたいことを実現してほしいと思っております。応援してます。

何か困ったらお気軽に私に話をしてくださいね。こちらで待ってます

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