力あるものに従わざるをえなくなる構図がもたらす事

ただいま東京に戻る最中です。まあまあの混み具合の新幹線です。

今日は1日研修講師をやってましたが、その間に、日大アメフト部のタックル事件の加害者側の選手の会見があったんですね。彼は監督からの指示があって、あんなタックルをしたことを認めました。

昨晩、お客様とお食事をご一緒した際にもその話題が出ましたね。あんなひどいタックル、何度も映像で流されて辛いと、昨日ご一緒したお客様はおっしゃってました。曲がったことが嫌いな方にとっては、とてもじゃないけど、あのタックルの映像は正視するのもはばかられてしまうというわけです。

日大の選手は、今日の記者会見で、監督やコーチからの指示があったことを認めました。タックルをやらないというのはなしだ、とコーチに直前に念押しされたそうです。

クオーターバックを潰せ、というのは、そのポジションの選手を潰せというもの。言葉のとり方云々以前に、潰せという指示の結果があのタックルなんですから、まさに見ての通りに潰したわけです。そんなことをするのはありえないのですが、そんなことをせざるを得ない状況に追い込まれた選手がいたのも事実です。

強いパワーを持つ権力者によって、従わざるをえない状況に追い込まれた選手。まるで犯罪を犯さざるをえなかった犯人と構図は被ります。また、ビジネスの現場でいえば、苛烈なノルマに追い立てられて、数字を不正につくらざるをえなかった構図と被ります。不正な販売をして購入者がひどい借金を背負わざるを得なくなる。強い力によって追い込まれて、人の心身が傷つき、権利侵害があるとわかっていても悪事であるとわかっていてもやらざるをえなくなる。切ないし、誰かが幸せになる、笑うなんてありえない結末です。

力のある者とその力で支配される者。

やってしまったことを庇う余地はありませんが、力を持った人間の恐ろしさを感じます。こうした構図の中で生まれる心の傷の問題。今回のケースでは、あの凄まじきタックルを受けた関西学院大学の選手、その関係者、そして、日大の選手にもそうなる危険性をはらんでいます。周りがケアをしながら、まだまだ未来のある方々の成長の芽を摘んでしまうことのないようにしてほしい。心に衝撃的な記憶はこびりついたままになっているのですから、周りがケアをして守るということを行っていってほしいです。

そして、力を行使して、不正や悪事でもやらざるをえなくなるような組織をつくってはいけない。しかも、体育会系の部活動だから許される、みたいな昔からの伝説のようなことは許容されてはいけない。そういった昔からの伝説のようなことを改めていかなかければならないと思います。

今回の日大アメフト部の件は、今日の選手の記者会見をはじめ、いろんなことを考えさせられますね。こんないろいろな人が不幸になってしまうようなことは、もうやめましょうよ、ほんと。

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