今日から東京を離れました。まずは一新塾の現場視察で越後湯沢へ。初めて降りました。静岡での起業を目指す私にとって、こうした都会に近い地方の現状を知ることは価値のあることです。
新潟県の南魚沼郡湯沢町。その湯沢町の中心駅である越後湯沢は、新幹線で東京から1時間20分のリゾート地。ここに、都市から移住してくる方々を再び受け容れるような仕掛けを考えていこうというわがチームのリーダーの想いを受け止めて、現地へやってきました。私は別の相棒と一緒にメンバーとして関わっておりますが、決して他人のものとはとらえていません。地方を元気にする、活気を戻すという点では、私が富士でやろうとしていることと共通しています。ただ、越後湯沢は、故郷の富士や静岡県の熱海のようなリゾート地とはちょいと違うようです。
美しき自然の広がる湯沢高原。ここから湯沢の街を一望できます。ここに上がってきてわかったけど、湯沢は決してスキーリゾートの街だけというわけではありません。ガーラ湯沢など、企業が積極的に関わっているスキーリゾート地もありますが、春も夏も湯沢はいろんな楽しみ方があります。山歩き、自然散策、トレッキングなど、めいっぱい楽しめる場があるんだけど、それがあまり有名でない。これがやっぱり残念です。
こんな水の流れる自然や、きれいな花々も咲いております。街中を流れる川は水がきれいで川遊びも出来そうです。また、きれいな花が咲き誇っているのは、保・小・中一環で同じ場所で教育を受けられる学校、湯沢学園。こうした安心して暮らせるだけの場所があるんです。
山もあるし、水もある。きれいな場所は決して、スキーのリゾート地というだけではないはずです。一時的に過ごすための場からずっと過ごせる場に変化させるだけの要素は詰まっているんじゃないかと思っております。
リーダーの娘さんも一緒に楽しめる場所。ね、れいちゃん!
夜は地元に移住してきた方々がつどうゲストハウスで語らい。
sansan Yuzawaという宿泊の場を兼ねたカフェバーです。
なんだか落ち着ける場所。今日は地元の方はお一人(移住されて湯沢で暮らす方)でしたが、湯沢に来て住まわれている状況をいろいろと伺うことが出来ました。訪日ムスリムの方々をこの湯沢でつなげて、湯沢をムスリム観光のメッカにしようとされている奥田さんという方にお会いしました。
リーダーも奥田さんも、この湯沢に何かの可能性を秘めていると感じている方々。中でもリーダーは、都会での人の生きづらさがあるという社会を変えていくために、湯沢への移住というやり方を用いようとして奮闘しています。
都会での仕事で問題ない方であればまだしも、何かを打破したい、たとえば、子供がすくすくと息苦しさを感じることなく暮らせるようにしたいということであれば、湯沢への移住は一つの選択肢ではないかと思います。関東圏で仕事をしている方であれば、新幹線通勤という手段も使えるし、補助も出る仕組みがあるようです。
ただ、過去のバブル崩壊で「リゾート地は負の遺産」と揶揄されていることもあって、そのイメージがこびりついているのは事実。確かにリゾートマンションの規模や外観はすごいです(特に岩原地区)。しかし、決して数多くのマンションが何か景気低迷の悪しき象徴とは言い切れません。そんなのイメージでしかない。現地に足を運んでみたらわかることもあります。生活する分には、都会で暮らすことと同じことを求めるとダメですが、そこに変なこだわりがなければ住みやすいですね。冬の雪の心配もありますが、湯沢は新潟県の日本海側の地域ほど、鉛色の空ばっかりではないそうです。マンションに住めば雪下ろしはしなくてもいい?
現地に行って、ひどい廃墟のような街ではないと感じました。もっとひどい廃墟みたいなところは他にも見たことがあります。そこに比べれば・・・うーん、過去のイメージが作り上げたものが地方のリゾート地にはあるように思います。湯沢も同様。冬限定のスキーリゾート地ではない、緑と水のあふれる里へ、一度見にこられて、都会での生活と比較してみるのがいいかもしれませんね。
現場はやはり自らの目で見て、心で感じること。それにつきます。地方もそんな目線でみればいいところを見つけられますよ!
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